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数分後、幸村が三人を連れて戻ってきた。
よほど急いで来たのだろう。皆呼吸が乱れている。
「皆好きな所に座れ」
信玄公に言われ各々がてきとうな場所に座る。
全員が座ったのを確認し、一人一人を見る信玄公。
「今から評定を始める」
信玄公の一言で、少人数の評定が始まった。
「早速だが、皆の順位を聞きたい。
幸村から順に言ってくれ」
「はっ、
私は18位でございます」
幸村は知ってたからそんなに驚かないな。
気になるのは他のお三方だ。
「では次。勘助」
勘助と呼ばれたこの人は武田家随一の軍師【山本勘助】さん。
「某は12位でした」
12位!?
幸村より高いじゃないか!
幸村も結構高いのに、
やっぱり勘助さんは違うな。
「次、昌幸」
この人は【真田昌幸】さん。
勘助さんと同じくらい俺が尊敬してる人だ。
「わたくしめは32位でありました」
あれ?
思ったより高くないな。
何故だ?
基準がよくわからない。
「次、信房」
最後に、この人は【馬場信房】さん。
武田を代表する武将だ。
「はい、
拙者は29位でございました」
信房さんも思ったより低いな。
何を基準に決めているんだ?
「次、前田慶次」
はい?
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