前田慶次

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ああは言ったものの正直勝てる見込みは無い。 兵力に差がありすぎる。 こういう時は指揮している将軍を倒せば良い。 敵兵を斬りながら探していると他の歩兵とは違って1人だけ馬に乗っている奴を見つけた。 あいつか。 向こうも俺に気付いたみたいだ。 俺だけ格好が違うから分かったんだろう。 相手が近づいて来たから俺も近づく。 「私の名は直江兼続! 貴殿を大将とお見受けする! 手合わせ願いたい!」 暑苦しい奴だな。 仕方なく一応名乗っておく。 「俺の名前は前田慶次。 受けて立とう」 二人同時に動き始め、一騎討ちが始まる。
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