大好きだった先輩へ

3/10
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
先輩は図書委員長をしている。 薄暗い図書室の渡り廊下で先輩を待つ。 心の中で… 「あたし、先輩のことが大好きです。付き合ってください!」 何回も何回も練習する。 普段自分の気持ちを押さえながら生きている私にとって、今日の告白は人生最大の出来事になるだろう。 先輩好きです… 先輩好きです… 先輩… 彼がこちらに向かって歩いてきた。 今しかないっ!
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!