第1話

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「うん。」 あたしは走った。 「一護…あれからずっと元気ないね。」 たつきちゃんが心配そうに黒崎くんを見る。 「……うん。」 たつきちゃんがあたしの頭を撫でる。 「ま…あたしたちじゃ何も出来ない。 見守ろう。」 「うん。」 あたしは笑った。 確かに黒崎くん自信の問題。 でも…少しでも力になりたい。 そう思うのは…いけないことなのかな? 「織姫、次移動だよ。 行こ!」 たつきちゃんが教室を出る。 「あ、待ってよ~!」 慌ててたつきちゃんの後を追う。 横目で黒崎くんを見ると、黒崎くんは窓の外を見つめていた。 .
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