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「うん。」
あたしは走った。
「一護…あれからずっと元気ないね。」
たつきちゃんが心配そうに黒崎くんを見る。
「……うん。」
たつきちゃんがあたしの頭を撫でる。
「ま…あたしたちじゃ何も出来ない。
見守ろう。」
「うん。」
あたしは笑った。
確かに黒崎くん自信の問題。
でも…少しでも力になりたい。
そう思うのは…いけないことなのかな?
「織姫、次移動だよ。
行こ!」
たつきちゃんが教室を出る。
「あ、待ってよ~!」
慌ててたつきちゃんの後を追う。
横目で黒崎くんを見ると、黒崎くんは窓の外を見つめていた。
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