54人が本棚に入れています
本棚に追加
朝だから明るいはずなのに…。
黒崎くんの周りだけ暗い。
「織姫?」
たつきちゃんがあたしの名前を呼ぶ。
「あ…ごめん。」
たつきちゃんが溜め息をする。
「織姫…。
あんたがそんなんじゃ、一護だってず~っとあんなんだよ。
元気だしな。」
―バンッ―
たつきちゃんは、軽く背中を叩いたつもりだったんだよね?
―ガツッ―
勢い余って壁に頭をぶつけた。
「いたっ!」
「あ…ごめん織姫!」
おでこをさすると、血が出ていた。
「あ…血。」
たつきちゃんが慌てる。
「ちょっ…!
織姫、保健室!」
「大丈夫!
すぐ止まるよ。」
.
最初のコメントを投稿しよう!