第五章

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「とりあえずプレハブ小屋の人達を紹介しないとな。川崎!こっち来てくれ」 そういうとガタイの良い男がのそのそと近づいてきた 「こいつは川崎卓也(カワサキタクヤ)。ラグビー選手の最終選考まで残った実績がある ただ最終選考で思うようなプレーができず、医者からイップスといわれ 入院していたが俺達と一緒に脱走した。 ここではプレハブ小屋のボディーガードみたいな役割だよ 昨日は食料をとって来てくれたけどな」 その言葉でミーティングで土井と話していたのを思い出した 「よろしく」と川崎が手を差し出す。手が大きい。身長もニメートル近くある ラグビー選手の最終選考まで残るのもうなずける。 ゆっくり手を差し出すと強い力で握手をさせられた
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