第五章

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初めは嫌悪感を抱いていたが 谷口はいつの間にかこのプレハブ小屋に魅力すら感じていた 土井の説明が終わる。大体の作業の流れは分かった 「そういえばお前の病名を聞いてなかったな…」と土井が尋ねる 「実は俺病名が分からないんですよ… だからさっきここにいる気はないって言いましたけど、自分の病気が分かるまでいていいですか? ここだと早く自分の病気が見つかりそうですし…」 「もちろんだ、人が多いとこちらも裁判が有利になる。もう俺はお前をここに住ませるつもりだ」と笑いながら話す あくまで土井は裁判に狙いを定めているらしい。快く返事を返してくれた
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