きっかけ

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私は全身が熱くなるのを感じた。 ぼんやりしてる間に… 「ちょっと!勝手に覗かないで!」 私はノートを勢いよく閉じて叫んだ。 「別にいいだろ。他の女子には見せてるんだしさ」 「それとこれとは…」 「違わない。まぁいい。なかなか面白いじゃん。ありきたりだけど」 私は恥ずかしさで顔を上げることが出来なかった。 友達に小説を読まれるのと、クラスメイトの一男子に読まれるのとではやはり気分が違う。 「お前、文才あるよ。…なぁ、俺達共同で小説書かないか?」
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