きっかけ

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「ね~、柚子ぉ。小説の続きまだぁ?」 「あ、あたしも早く読みたぁい」 昼休み、私の周りに友達が群がる。 いつもと変わらない風景。 「ごめん、今日英単のミニテストだったからさ。続きはまだ書けてなくって」 皆、私が趣味で書きはじめた小説に何故か夢中になっている。 たかが趣味の小説に… 「残念!アキラとナナのその後が気になる~!」 「ねー!どうなるんだろ」 騒いでいる皆の少し向こうから視線を感じ、ふと見るとある男子と目が合った。
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