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※これは恋花と出会って数ヶ月経った高杉の話です。
「ゲホッ…ゲホッ…………くそっ!」
自分の口から出る血。
その血の量は、日に日に多くなっていた。
「俺は、まだやらなきゃいけねえ事が沢山あるんだ。死ぬわけにはいかねえ……。」
手についた血を布で拭き取り、俺はヨロヨロとふらつきながら龍馬のいる小屋へと足を運ばせた。
「龍馬、いるか?」
「おお、この声は高杉さんか。わしはおるよ。」
龍馬の声が聞こえ戸を開けると龍馬は二カッと笑ってきた。
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