380人が本棚に入れています
本棚に追加
/212ページ
雑誌の撮影の空き時間
出来上がったアルバムの曲を聴いていく
順番に聴いていき10番目にさしかかったところ
恋人の歌声に聴き惚れてしまい
読んでいた雑誌の手を止めた
大サビに入ったところ
「うっ…ぅ…」
涙がとまらないよぉ…
こんな唄をつくれる彼は
天才という言葉がぴったり
「なに泣いてるんですか」
「かずー!!!」
「おわっ」
僕の方が身長高いのに
ちゃんとうけとめてくれる計
「あんた泣き虫ですね」
「計の方が泣き虫じゃんっ…」
「泣いてる人に泣き虫なんて言われたくありませんよ」
そう言いながらも
計は優しく背中をさすってくれた
最初のコメントを投稿しよう!