至福の時。

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「あ、ありがとう。でも、たまにはいいね。…一日中 真継君とこうして一緒にいれるって」 学生と社会人だから、時間とかもすれ違いばかりで…。 だからかな、些細な二人きりの時間が、こんなにも愛しい。 「熱も無くなったようだな。夕食などはどうする。たまには一緒に外食でも…」 「……ううん」 わたしはドキドキしながらも、珍しく 自分から彼に口づけてみた。 真継君はびっくりしていた。 「今日は、真継君と一緒にいたい。だめ?」 真継君は返事のように 唇を重ねて来た。 「ああ。そうだな」 ドキドキしすぎで、また熱が上がってきちゃいそう。 わたしは真継君に倒されながら、目をぎゅっと力を込めて瞑っていた。
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