至福の時。

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野村さんは、大学時代から年上の男性と付き合っていたらしい。 数年前から、その彼が海外に仕事で出張する事になり、 そして 最近ようやく戻って来て、仕事も一段落がついたようで それで結婚らしい。 「へー、野村さんがあ」 わたしは不思議な気持ちになった。 「私の秘書の仕事も、数ヶ月休みたいそうだ。代理を探さないとな」 真継君が独り言のように呟いた。 わたしは撫子ちゃんと顔を見合わせて笑っていた。
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