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「真継君様は、僕と駐車場の方にいました。慶吾さんは祈里様と先に合流するとおっしゃっていましたが…?」
黒江は、怪訝そうにわたしを見ながら淡々と言った。
慶吾さんが嘘ついたって事?
なんで、また…。
「撫子様も、その後 祈里様の行った美術室とやらに向かったそうですが…お会いしませんでしたか?」
撫子ちゃんも…。
もしかして。
慶吾さんは わざと司とわたしが鉢合わせするように仕向けて、その後を撫子ちゃんに追わせた?
真意は解らないけど、たぶんそうだ。
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