届かぬ告白

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相澤がいなくなって初めての月曜日。 学校に行くと、皆腫れ物をさわるように俺に接した。 皆、皆俺の前で相澤の話をしない。 気を使われるのが苦しかった。 時折相澤の席が目に入り、余計に辛くなった。 昼休みになると、いつもつるんでた奴等と一緒にいるのが苦なような気がして、保健室に行った。 保健医は俺に何も言わず、ただ側で書類整理をしていた。 弁当に手を伸ばすも喉を通らずに何回も戻す。 それでも涙は流さない。 .
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