16年も生きてればどうやっても気の会わないヤツの1人2人いるよね…

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「……そういえば」 「2人とも思ったより早くこれたね」 「あっ私も帰宅部なんで」 (……あれ何か?) 「……あーでも正確には元陸上部員!!」 (イロイロ見透かされてる気がする) 「…へぇ……」 「何でヤメたわけ?」 「ルカ!失礼だよ!」 「いーよいーよ」 「まぁ疲れたから……かな?」 「疲れた?」 「私ねこれでも才能あったんスよ!」 「……でも上には上がいるとか」 「世の中楽しいことはもっとあるし」 「で…〟楽しいこと″は見つかったわけ?」「え゛ぇあぅっっまぁそのそこそこと……」「羨ましいよ…イロイロ選択肢があって…」 「俺きる〟か″死ぬ〟か、どんなに頑張っても死ぬときは死―・・」 ルカ、ヤメて!!!! (ガタッ) 「手術決まったとき約束したよね……〟死ぬ″って言葉使わないって…っ…なのに何で?」 (バッ) 「長谷川!!」 「ちょっとどこ行くの?」「待った。2人ともカバンわすれてる。」 「……」 「帰る前に1つ聞いていいかな?」 「君さ…俺の病気のことここ来てから一度もふれてないけど遠慮してんの?」 「へ?全然。」 「だって入院してるって体のどこかが少し悪いってだけでしょ」「それ以上聞くことある?」 「ハハハ多佳子の言ったとおり君と話したらもうなんでも良いかって気になるね」 (何だよ2人して失礼だな) 「💢~~」 「……少し悪いだけか…」 「多分今夜雪が降るよ。」 「何で分かるの?」 「いつもココで空をながめてるから……なんとなく…ね」 「アイツさ…学校の話ほとんどしないんだだけどたまに君の名前が出てくる」 「君一度多佳子を守ったことがあるんだよね…その話聞いて君にあってみたいと思ったんだ…」 「アイツ君のどこかに憧れてるんだと思う。」 「多佳子は頑固でゆうずうの聞かないところ良い子だよ」 「仲良くしてやってくれ―・」
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