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「あのぉ、お話があるんですけどいいですか?」
「うぉっ!?エリスか……」
すっかり忘れていた。
「エリス先輩……」
「単刀直入にいいます。あなたは、吸収能力者(ドレイン・ハンター)ですね?
ものすごく真剣な顔だった。
「はい。それがなにか?」
「なら話が早いです。今すぐ、吸収を止めてください。」
―は?
今何て言った?
「おいおい、なんでだよ?紅音は強いんだから別にいいだろ?」
「神人さんは少し静かにしてください。」
「……わかった。」
エリスはとても真面目な話をするらしい。
「紅音さんは、吸収能力者の成れの果てをご存知ですか?」
「もちろん知っています。」
「ならなんで――」
「復讐です。」
紅音は今まで聞いたことないような声で言った。
「二人ともちょっと待ってくれ……どうゆうことだ?吸収能力者ってのがまずわからん」
「……はぁ、わかりました。神人さんいいですか?吸収能力者というのは――」
「私が自分で説明する。」
「紅音?」「紅音さん……」
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