やることない夏休み

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「あのぉ、お話があるんですけどいいですか?」 「うぉっ!?エリスか……」 すっかり忘れていた。 「エリス先輩……」 「単刀直入にいいます。あなたは、吸収能力者(ドレイン・ハンター)ですね? ものすごく真剣な顔だった。 「はい。それがなにか?」 「なら話が早いです。今すぐ、吸収を止めてください。」 ―は? 今何て言った? 「おいおい、なんでだよ?紅音は強いんだから別にいいだろ?」 「神人さんは少し静かにしてください。」 「……わかった。」 エリスはとても真面目な話をするらしい。 「紅音さんは、吸収能力者の成れの果てをご存知ですか?」 「もちろん知っています。」 「ならなんで――」 「復讐です。」 紅音は今まで聞いたことないような声で言った。 「二人ともちょっと待ってくれ……どうゆうことだ?吸収能力者ってのがまずわからん」 「……はぁ、わかりました。神人さんいいですか?吸収能力者というのは――」 「私が自分で説明する。」 「紅音?」「紅音さん……」
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