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馬はいななき、戦士達は荒野の中を息を殺してルーツへ進む。
周りは極度の緊張に包まれていた。
ガーズは馬に乗りながら、ロックのことがどうも気になって仕方がなかったのだ。
ロックは何を考えてるかわからない。
人ではなく、まるで悪魔のような冷血な仮面の下に何を隠し持っているのか。
もうひとつの軍の総大将ロックは、ルーツをじっと見つめて、ただただ静かに進む。
ガーズが先鋒をつとめ、後軍がロック。
大地を駆ける騎兵隊。
その馬はたくましい筋肉を躍動させながら進軍していく。
ルーツを取り囲むように、右へ左へ展開しながら並列させる
ルーツがもう目の前のところで、一旦軍を止める。
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