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さる村に１６の男がいたそうな
１６の男は小さいながら畑を持っておりくる日もくる日も畑を耕し作物が育つのをいまかいまかと待っていた
当然作物はそんなにすぐにできるわけもなくくる日くる日も１６の男は作物を育て実りを待った
ところが１年たっても一向に作物が実ることはなかった
１６の男は不思議がった
しかし、学のない彼は作物は１年ではできないのだと考えた
しかし、確信を持ってなかった１６の男は父や母に尋ねてみた
すると毎日畑を耕しては作物が掘り起こされてしまって意味がないという
１６の男は畑を掘り起こさないことにした
しかししかし、作物は一向に実らない
だんだん１６の男は作物を育てることをあきらめていった
しまいにはみんなあきらめてしまった
その秋のこと１６の男が作った畑は見事に作物を実らせたが
１６の男はそれを知らない
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