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「まじかよ・・・」
俺は驚きを隠せないでいた
ただ一つの問題点……それは少し沖に出てしまえば二度と地に足をつけることができなくなるということだ。
あの辺の海流は非常に流れが激しく、人間が泳ぐような所ではない、漁船ですらあの海流を避けて沖に出るくらいだ。
過去に何人も死者が出ているがそれでも尚、客足が耐えないのはこの海が見せる神秘的な透明度のせいだろう。
綺麗な花にはトゲがある、なんてよくいったもんだな
俺が思いふけているうちにもあの人間の死へのカウントダウンは刻一刻と迫っている。
あぁ、誰も助けにいこうとしない…いや、助けに行けないの間違いか。
この海水浴場にいるすべての人間がこうおもっただろう……
"あいつあのままじゃ死ぬな"と……
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