54人が本棚に入れています
本棚に追加
きゃんち「あ、ありがとう」
浦正「どってことないよ。女の子一人じゃ危ないから気をつけるんだよ?」
浦正は、さっきの剣幕とは別人のような笑顔で言った
きゃんち「うん。ありがと」
すると、校内から、紫色のシャツを着た男がやってくる
曜介「ちあき~~~!!」
きゃんち「あ~!曜くん遅い~!」
きゃんちは、膨れてみせた
曜介「ごめんごめん。待ち合わせ場所間違えちゃって」
きゃんち「もう、自分で決めた待ち合わせ場所じゃないの」
その会話を、少し離れたところから浦正が見ている
浦正「(あ。この子、男いるんだ。ふ~ん)」
浦正は、何故か晴れない気持ちだった
曜介「ホントごめん!代わりに今日のデート最高にすっか…」
ドンッ!!!
曜介「痛って!!!」
曜介は、頭を押さえてうずくまる
きゃんち「あ!大丈夫曜くん!」
きゃんちも、その場にしゃがみこみ、曜介を気遣う
最初のコメントを投稿しよう!