恋、親友、夢

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きゃんち「あ、ありがとう」 浦正「どってことないよ。女の子一人じゃ危ないから気をつけるんだよ?」 浦正は、さっきの剣幕とは別人のような笑顔で言った きゃんち「うん。ありがと」 すると、校内から、紫色のシャツを着た男がやってくる 曜介「ちあき~~~!!」 きゃんち「あ~!曜くん遅い~!」 きゃんちは、膨れてみせた 曜介「ごめんごめん。待ち合わせ場所間違えちゃって」 きゃんち「もう、自分で決めた待ち合わせ場所じゃないの」 その会話を、少し離れたところから浦正が見ている 浦正「(あ。この子、男いるんだ。ふ~ん)」 浦正は、何故か晴れない気持ちだった 曜介「ホントごめん!代わりに今日のデート最高にすっか…」 ドンッ!!! 曜介「痛って!!!」 曜介は、頭を押さえてうずくまる きゃんち「あ!大丈夫曜くん!」 きゃんちも、その場にしゃがみこみ、曜介を気遣う
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