最悪な日々はおてのもの

22/25
前へ
/105ページ
次へ
「おい着いたぞ。もたもたしねぇで降りろ。」 えっと私が思ったのより 彼が私の手を引っ張って車から降ろしたのが早かった。 「ちょっと離してよ。 いちいち掴まないで。 それでどこなのここは?」 目の前にあるのは30階以上はある高いビル。 周りも同じような建物がいくつか並んでいた。 「お前、聞いてなかっただろ。 まあ良い、それじゃあこれから手を繋いである場所に行くか。」 「何であんたと手を繋がなくちゃいけないの。とにかく離して。」 「お姫様抱っこするのなら離すぜ。」
/105ページ

最初のコメントを投稿しよう!

554人が本棚に入れています
本棚に追加