第一話

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  綾<N> 「あれから約半年。  色々あったけど、ついにデビューが決まりました」 棗 「よっしゃあ…! やってきたかいがあったぜ。なあ社長、グループ名はなんて言うんだ」(嬉しそうに) 凛香 「だーめ、まだ秘密よ。そうだリーダーを発表してなかったわね。今までのレッスンを見てて彼なら大丈夫、そんな子にしたわ」 「……園崎 葵くん。あなたにこのグループのリーダーを引き受けてもらうわ」 葵 「えっ…俺? 俺なんかでいいんですか…?」(呆然) 凛香 「えぇ、あなたにしか出来ないわ。よろしくね、リーダー」 綾 「おめでとう、葵! 頑張ってね。僕もなにかあったら手伝うよ」 明日香 「…葵さんなら大丈夫…」 翡翠 「ほーら、なっちゃん。拗ねてないで素直に応援してあげなよ」 棗 「断る、なんで俺様じゃねぇんだよ」 明日香 「そういうとこが餓鬼みたいだからじゃないんですか?」(ボソッと呟く) 棗 「なんか言ったか、チビ」 明日香 「いえ、別に」 綾<N> 「最初は嫌々でやっていたけど棗さんにいろいろ言われて、自分な本当の気持ちに気づけた」 綾 「棗さんはきっと葵が困ってるとき助けてくれるんですよね?」(本気で) 葵 「棗さんがいるなら安心だなー…」(苦笑気味) 棗 「そ、そうか…? なんなんだよ、お前らぁ、もっと早く言えばいいのによぉ~」(調子よさげに) 翡翠 「かっこいいよ、なっちゃん!」  
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