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「なんじゃそんなことか。会えばわかる。皆、クセが強いがなぁ」
クセか。不安だけど、あんた以上の変態には会わない気がする点は安心できる。
「暑いな。アイスでも買ってあげよう」
「その格好でお店入るんですか!?」
「むぅ……やはり駄目かの」
おっ? 意外とあっさり? ここは一気に押すべし!
「駄目ですよ! 商売の邪魔になりますし!」
「やはりか?」
「はい!」
「皆を釘付けにしてしまうのは、考えもんじゃなぁ。いやしかし、麗しきマイボデーならば、商売繁盛に繋がるやもしれん」
「……はい?」
「いざゆかん! コンビニへ!」
「駄目だ、こいつ」
僕は今日、学びました。諦めって肝心ですね。
コンビニに入ると、店員と数名の客が目を点にして俺達を見ている。いや、大家さんを、の間違いか。
中には、同じ高校のジャージを着た女子高生もいた。しかも美人! やめて! こっちみないでぇぇ。
「さて、アイスはどれにするかのう」
視線など無視して、90%裸のじい様がアイスを選ぶ姿は異様だった。
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