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その声の正体は
指輪を渡したやつだった。
俺はそいつに
「俺はお前のせいで、死んだんだぞ!!」
「そうですか…まぁ自業自得でしょうかね。」
「声くらいかけてくれてもいいじゃないか!!」
「あなたが、勝手な行動をとるからですよ?」
『こいつは、喜怒哀楽の気持ちがないのか!?』
「なんでお前は、そんな冷静に、答える?」
すると、そいつは、また冷静に。
「それは…」
「それは?」
「わからないですね。」
「わからない!?」
「はい。」
「どうしてだ?」
「なんででしょうか…。考えたことありませんね。」
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