第一章

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あっくんと出会ったのは小5の秋だったね 李奈が仙台から転校してきたときに隣の席だったあっくんが 「音楽好き?」と聞いてきたのが始まりだった 仲が良かったのはほんのちょっとだけ でもほんのちょっとの時間で李奈は貴方を好きになってしまったんだよ 六年生になってから一言も喋らなくなった なんでかは分からないけど 六年生の一年間ってあっという間 直ぐ卒業の時期に来てしまった 李奈は卒業と同時に仙台に戻らないといけなかった またいつ盛岡に戻れるかも分かんない でも気持ち伝えられない ぐずぐずしてるうちにとうとうお別れの時 結局何も言えないままバイバイ
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