{帰り道}

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「あれ?ホックスさんは?」 タクが不思議そうに言った。 「ユミィは友達と帰るんだって!だから2人だよ」 ユミィなりに気をつかってくれたらしい。 別にタク君のことは好きじゃないのにねー。 「そっか。じゃぁ行こう」 「ええ」 私達は歩き出す。 タク君はどこらへんに住んでいるのかな?近かったらいいけど。だって一緒に帰るんだし。 「好きな食べ物とかある?」 「何でも好きだよ」 人間界に来たばかりだから、どんな食べ物か分からないんだよね。 味が違うかもしれないし。 「そっか。また食べに行かない?美味しい店があるんだよ」 食べに行くということはランチに行くということか。 楽しそう。 「いいよっ♪」
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