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「ユ・ミ・ィッ!!」
映画が終わるなり、ユミィを睨む。
ユミィは私を無視して涼しい顔で微笑んでいる。
「ねぇってばっ!?」
「んー?どうしたの?涙目になってるけど?」
ユミィのせいだろっ!マジで怖かったんだからねっ!
「わざとあの映画にしたんでしょ!?」
「そうだけど?あっ!もしかして怖かったとかー?」
「うっ…!」
「全く怖くなかったじゃんっ!」
いやいや怖かったし!!ユミィは怖がりじゃないから、そんなに平然としていられるんだっ!
くそーっ!まんまと罠にかかっちゃった!
「次はどこ行く?」
話を変えられたし…。
どこ行く?、って聞かれてもなー…。何があるか知らないし。
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