{色々な建物}

13/13
前へ
/53ページ
次へ
「どうしたの?」 「え?」 「いきなり黙り込んでさ」 「何でもないよ?」 「そう」 ユミィこそどうしたんだろう?いきなり。いつも、そんな不安そうな顔をしてないのに。 私の視線に気づき、ユミィが視線を重ねる。 「何?」 「ユミィ…何が不安なの?」 ユミィが口角を歪めて言う。 「色々とね。タクとかいう奴は何か言ってた?」 タク君が気になるのかな?どうしてだろ?好きなのかな? ユミィが何を考えているか全く分からないや。 「何も言ってなかったけど?」 「そう…ならいいわ」 本当にどうしちゃったんだろ?人間界に来てから変わったな…。 「そろそろ帰りましょ?」 「うん」
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加