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今日もタクと一緒に帰っている。
勿論、2人で。
突然、タクが意味が分からないことを言い出す。
「ユミィっていう人…『悪魔』だろ?」
は?何言ってるの?意味分かんない!ユミィは天使だしっ!
「ユミィは天使だよっ!!」
「騙されてるんだよ。あいつと友達『だった』からね。ふふっ」
過去形?今は友達じゃないってこと?
でもユミィは天使だよ…羽も白いし…悪魔なら既にバレてるはずだよっ!
…でもユミィが悪魔だとしたら辻褄が合う……。
ユミィは人間界をまるで、来たことがあるように……。
クレープだって映画だって知っていたみたいだし…。
悪魔なら自由に人間界に来れるから…。でもユミィが敵なんて有り得ない!私の友達なのにっ!たった一人の友達なのにっ!!
「信じるかどうかは自分で決めなよ。あんたは天使だよね?」
「―――ッ!?」
バレてる!?どうして!?
「本当、バレバレだよ。羽が見えてるしね」
羽っ!?
私は自分の羽がある場所に手をもっていく。
生えてないけど?
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