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「俺には見えるんだよ。『悪魔』の中で一番、位が高いしね」
「悪……魔…?」
タク君が悪魔?嘘…有り得ない…?全然、気付かなかった…。
私は信じる…。ユミィのことも…。タク君が嘘をついているようには見えない…。
「気をつけなよ?じゃぁね」
一人取り残された私は呆然と立ち尽くしているだけ。
一気に現実を、知らされてついて行けない。
とりあえず家の中に入り、座り込む。
「どうしたの?」
ユミィだ…。いつのまに…?
「ユミィが悪魔なんて嘘だよね…?」
単刀直入に言う。
ユミィがニヤリと口を歪める。
「くくっ……あはははははっ!!ひゃはははははっ!!」
「なっ何!?」
いきなり笑い出すユミィを見て、後ずさる。
「本当だよぉ?くくっ…タクに聞いたんだぁ?やっぱりね。ふふふっ…あははっ!」
狂ってる…。ヤバい…。
殺される!!
私はユミィから逃げるために瞬間移動する。
誰にも見られない、空で翼を羽ばたかせる。
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!!
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