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「本当っ!?」
「あーもー五月蝿い」
今日から私はBランクにしてもらえるらしい。BランクはAランクの次にいい。
「わーいっ!!」
私は大はしゃぎで家の中を飛び回る。
天界にも家はあるんだよ。
「良かったわね」
お母さんが溜め息をつきながら言う。
―――トントン―…。
不意に扉が叩かれる。
ユミィだ。
「話とは何でしょうか?」
因みにユミィはAランク。私の先輩だな(笑)
「あなた達には人間界の調査に行ってもらう」
人間界っ!?しかもいきなり!?私まだBランクだよっ!?
「ですが…」
ユミィが私を一瞥する。
心配してくれているらしい。
「心配ない。ユミィがいれば私も安心だ」
「分かりました」
ユミィは微笑みながら言う。
私は浮かれている状態(笑)
だって人間界だよっ!?すごく楽しみっ♪
「くれぐれも天使だと気づかれるなよ?天地学園という所だ。制服は用意してある」
そう言いお母さんは扉を指差す。
私達はそれぞれの部屋に向かう。
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