男の話。

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だが、女の腕には醜い傷が沢山ついていた。 『その傷…どうしたんだ?』 男がそう言うと、女は苦笑いで、 『ごめんなさい、癖なの。』 男はそれを聞いて、 女を強く抱き締めた。 『俺が傍にいてやるから、もう、そんなことするな…』 そう言ってやると、女は男の胸で静かに泣いた。
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