プロローグ/天使との出会い

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夕陽が照らす住宅街の道を俺──燕崎宗弥(えんざきそうや)は歩いている。 この田舎町、加美坂町に住み、近くの公立高校『加美坂高等学校』の一年だ。 入学から一ヶ月たっているが俺は部活に入っていない。 理由。面倒くさいから。 俺には用事があるがそれは夜中だけ。だから部活に入れるが、やっぱり面倒くさい。 それに、俺は外見状のせいで友達も少ない為でもある。 俺の髪は生まれつき銀色で瞳の色は赤。顔つきだけは日本人だ。 髪は銀、瞳は赤。他人から見たら完璧に不良だろ? それに若干吊り目だし。 商店街の道を通り抜けると、田んぼに囲まれた道沿いに俺の家がある。 自分で言うのもなんだが俺の家は三階建てでとにかくデカい。
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