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式は無事終了。
今日に残って桜と椿を見ていた。
考えるのは、あいつの事ばかり。
あたしには颯太がいる。
あいつとは割り切った関係。
始めはただの好奇心だった。
こんな関係が颯太にばれたら、颯太はどんな顔をするんだろう。
そんな気持ちから直也先輩との関係が始まった。
ガラッ
教室のドアが開いた。
『椿、帰んないの?』
聞こえた声が颯太のものだった事にガッカリしたのは、何故だろう?
……いや、わかっている。
『ねぇ、颯太。』
落ち着いた声を出し
わたしは話し始めた。
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