0人が本棚に入れています
本棚に追加
『ねぇ、委員長。』
ビクッΣ
目の前には菊地の顔があった。
『ボーっとしてるね(笑)
はい、これ。
数学の先生が配るように言ってたから。』
菊地は、そう言いながらプリントを渡してきた。
『う、は、はい。
あ、ありがとう。』
菊地のことを考えてた私は驚いてどもってしまった。
『はは(笑)
どもりすぎ(笑)』
彼は爽やかな笑顔を見せたあと、すぐに友達のもとへ帰っていった。
………なんだよ。
昨日のこと、気にしてた私がバカみたいだ。
なんか面白くないな。
.
最初のコメントを投稿しよう!