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お前はこの先、どれぐらいの時を生きるのだろうか。
俺が生きた時間など、お前の人生の内では一瞬かも知れない。
だが。
一瞬に懸ける情熱。
それに注ぎ込む魂。
その熱さは同じだろう。
俺も残された僅かな時間を駆け抜けた。
心残りは……
お前がホームを踏む瞬間に、どんなに輝いた顔をしていたのか見られなかったこと、か。
でも良いんだ。
最期に、最高の魂の輝きを見せてもらったんだから。
……じゃあな。
これからも頑張れよ。
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