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それにしてもこのメイドさんと話していると終わりが見えないな
九割近くは俺のせいだった気がしないでもないが
しかしこのままでは本当に話が進まないので
『そういえば話があるんじゃなかったっけ?』
この家に来た理由とやらをを聞いてみる事にした
『あっ、そう言われてみれば』
『一番重要なことだろ!!』
『ご主人様とのお話が楽しかったものですから………』
ほとんど自虐だった気もするけど
『それにご主人様のツッコミは切れがありますし』
『あれ天然じゃなかったか!?』
驚いたな、あれだけのボケを狙ってしていたなんて
『いえいえ、冗談ですよ』
冗談に聞こえないな、ホント。
『一体どこから冗談なんだ』
『この家にメイドとして来たところからですね』
『今までの会話がすべて冗談なのか!?』
本当に話が終わらないぞ。
『ちょっと待ってくれ。この家に来た理由を教えてくれよ』
『ふぅむ………それもそうですね』
ようやくこの話題に持ってこれたな……長かった。
『では、私がこの家にメイドとして来た理由をお話しましょう』
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