第壱和・仲

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最深層に到着する。 目の前には小さな祠があった 蟹の姿は…………ない。 あれ?これって、まさかのチャンス? 鈴鹿は祠に近づいていく。祠には小さな宝箱が奉られていた。 「でも、この宝箱の解き方が分からないんだよねぇ~」 仕方ない、そのまま持っていくか。 宝箱を手にし、安堵する鈴鹿……… その時…… 「両足八足、横行自在にして眼、天を差す時如何……」 「…………っ!?」 最深層の入口に一人の雲水がいた。 この台詞、あの格好…。間違いない……コイツが"蟹坊主"……。
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