第壱和・終

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あたしは雲水に尋ねる。 「ねぇ、さすがにそれじゃ分からないからさ……何か問題を解く手がかりを教えてくれない?」 「手がかり………?」 「だって、いきなり問題出されて、答えられなかったら殺すとか、理不尽過ぎるじゃん。問題を解く者と問題を出す者は公平じゃなきゃ………あんた、友達できないよ?」 「むっ………」 むっ……って、反論しないってことは、やっぱり友達いないことは気にしてたんだ。 「良かろう………。だが、手がかりは一つだけだ。」 「一つあれば、十分よ。」
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