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怜羅「友達か…」
校庭を席から眺めていた
周りからは妾は省かれ者だった
妾には友なんかいらない
半妖の妾を仲良くしてくれる人なんか
普段の私は妖気を消して
ただの人間…だけど
妖怪になったりするのは自由
妖怪になろうが人間になろうが
妾は自由自在だから…
だけど妾は妖怪になろうとは
最近思わない…
人を襲いたくない
あの力を妾は使いたくない…
そんな事を思っていたら
同じクラスの女の子が話しかけてきた
「確か、長尾さんだったよね?」
怜羅「そうですけど?」
きょとんしながらその子を見つめた
その子はホッとしたような顔で笑顔で話し掛けてくれた
カナ「私カナ。いつも校庭ばかりみてるけどなにかあるの?」
怜羅「いや別に…外を眺めたりするのが好きなだけ…あ、妾とかかわらない方がいいよ。カナちゃんみたいな子ゎ」
カナ「どうして?」
清継「家長くーん、そろそろ始める…あれその子は確か…長尾…なんだったかなぁ」
怜羅「怜羅です。」
清継「そうそう!怜羅くん!あ、そうだ怜羅くんも一緒にどうだい?」
妾はわけが分からないまま
屋上へと連れられた
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