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木々に囲まれ誰もいない
だが妖気は感じる…
闇…
怜羅「誰かしら?」
??「ほぅ…やはりわかるんじゃな」
姿を現したのは黒髪で制服をきた女だった
怜羅「アラ…羽衣狐様じゃないですか…京に居たのでは?」
羽衣狐「お前さんに会いたくなってのぅ…半妖のおまえさんに」
怜羅「何百年前のお話でしょうね…半妖の妾を半殺しにした羽衣狐様」
羽衣狐はニコニコしながら近づき尾を出し妾に手を出そうとした
妾は仕方がなしに黒髪を靡かせて黒い翼を生やし鋭い目で羽衣狐を睨んだ
その目は青く輝いていた
羽衣狐「お主と張り合うつもりはないわ…あいさつじゃ」
耳元で何かを吹き込むかのように囁き目の前からきえた
怜羅「イラつく…何百年前の記憶が蘇って気持ちが悪い」
黒い翼を広げ妾は街へと行き
暴れていた
怜羅(イラつく…イラつく…幻覚だったがあの羽衣狐がイラつく…半妖の妾なんか…妖怪なんかきらいじゃ)
毎晩毎晩妾は暴れ続けた
そして人を襲う様にもなっていた
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