◆2004.7

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    多樹がすごい威圧感を出して 私にそう言ったので、 唖然としてしまい、 何も言えなくなった。   周りの空気も凍る。   多樹は『ごめん』と一言残し、 その場を離れていった。   すると一樹先輩が、 『何やあいつ、凜ちゃんのこと そんなに好きなのか~』と 言うので、 私は思わず持っていた コーラを落としてしまった。   …多樹が私のことを好き…?   『男同士恋バナくらい 兄弟でもするけどよ、 多樹は凜ちゃんのこと 小5くらいから 好きみたいだぞ~ マセガキやな!』と、   私は戸惑った。    
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