もう一歩先へ

6/7
14人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
小さな実香を守ってあげたいと思った 家に着くと実香が家に来た。 「るっくんのほっぺ、すいません……。私のせいなんです。」 と僕の母さんにいったところ 「実香に怪我は?」 と逆に聞かれたそうだ。 あのばばあ……。 「今日、ご飯食べてっていいって!」 「よかったな。」 それだけで嬉しそうに笑う実香がかわいくて頭を撫でる 「そいえばるっくん何か聞こうとしてなかった?」 「……………あ。」 「?」 「お前、小さい頃僕の何になりたいっていってたんだっけ?」 「……覚えてないの?」 実香が俯きながら、震えて細い声で 「……るっくんのお嫁さんになりたいって言ったんだよ。」
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!