プロローグ

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2011年 -夏- 一学期の終業式の前日、台風の接近で急遽全校集会が行われた。その後のLTで、明日配布出来ないかもしれないとされた成績表が担任から手渡された。 古典が3、現代文が3、漢文が3……。ごく平凡な成績。別に、ずば抜けて文章力があるわけでもない。唯一、体育が4であった。特別に、運動神経が良いというわけではない。ただ、選択で好きなバドミントンを選んでいたから、意欲だけは持て余すほどあったのだ。が、そんな体育の成績とは裏腹に、リーディングの成績は2……。意欲のかけらもない。 結局、平均評定は3.00。良いのか悪いのかよく分からない気持ちとともに、この小説を書くに至ったのだ。
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