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四大貴族、大地を司るアース家の現当主、グランシェード・アースに全てを奪われた忌まわしき日から三年が経った。
私は八歳になり、魔法や戦闘の技術もそれなりに極めていた。
ヴェル「行くの?」
今の今まで私を育て、支えてくれた毒の沼に住む泉の女神ことヴェリエルが、心配そうに私を見つめる。
『グルルル……』
ヨルムンガンドも心配そうに唸り声を出す。
クリス「今から準備しないと間に合わないからね。
大丈夫、二度と会えなくなるわけじゃないんだから。」
そう、私はこれから魔法学校に通うためにいろんな準備しなくてはならない。
ヴェル「そうよね……
だけど、やっぱりちょっぴり寂しいわね。」
クリス「ヴェル姉……」
私は別れを惜しみながら、
二人(?)の下から去っていった。
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