転編・世界の歪み

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『それで、本題です。 私の役目は歪みの修正と、 それによって生じた事象の後始末です。 歪みによってあなたはもといた世界には存在出来なくなりました。 また歪みの原因になりかねませんから。 それで、あなたに残された選択肢は二つです。 あなたはこのままでは世界の歪みそのものになってしまいます。 ですから、そうなる前に、今ここで一生を終えるか、 別の世界に転生するか、 二つに一つです。 どうしますか?』 「……どうして戻れないんだ?」 『あなたの存在は始めから無かった事になっています。 そんなあなたがまたもといた世界に戻ったら? わかりますね?』 「なんかヤバそうなことが起きそうなのはわかるな。」 『ですからあなたはもといた世界には戻れないんです。』 「そうなったら答えは決まってるだろ。 もちろん、異世界に転生だ。」 まだまだやりたいこといっぱいあるしな。 『わかりました。 では、今回は私の不始末でこんなことになってしまったので、 特別にあなたの望むものを叶えて上げますよ。 と言っても、転生するあなたのパラメーターを調整するだけなんですが……』 「マジで!? あっ、転生する世界ってどんな所? 魔法とかあるの?」 『そのような世界がお望みでしたら、そういたしますが?』 「是非!!」 ぃやったぜ!! ファンタジー世界に転生とか!! ワクワクすっぞ!!  
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