大好き❤なんだもん

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(ありえねえ~、夢だあ~。)膝からガクガク((((;゚Д゚))))と崩れ落ちそうになる自分を誰かが、とっさに受け止めたのを感じた瞬間、意識がすーと、スローモーションのように遠のいていった。 (アレ?、重い。何だ?)意識が戻ったなつきの上には沢山のコートが掛けられ、背後には、道路に座り込んだ青年に抱きかかえられるような形で座っていた。 (ゲエ~) [気が付いた?君、結構、重いんだ。いてて、尻、痛え悪いけど、ちょっとどいてくれる?] あわてる、なつき。 [す、すみません。ごめんなさい。] さっきの団体だ。布団変わりになってくれていたのは、声をかけ、顔を近ずけ、心配してくれた青年。 (おわ、りょうちゃんだ。間違いない。わあああ~。) [ダメよ、女の子に重いなんて言っちゃあ、]綺麗なお姉さんがクスクスと笑う。 [そうだよ、りょう。失礼だぜ。ごめんね、こいつ、無神経で。] メンバーの一人がなつきに微笑みかける。 [無神経はないだろー、ねえ?]こちらもほほ笑みかける。が、なつきには、何も聞こえない。かれらとの会話を楽しむ余裕などないのだ。 <
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