プロローグⅡ

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表情で悟られたのかサラはにこやかに微笑んだ。  「やっぱりか、めずらしくもないしね」 なぜかその時サラの表情が暗く沈んだ様に見えた。  カイトは深くは魔獣については語らなかった。  助けてくれたとはいえこれ以上情報を漏らす事はできない。  サラはカイトの包帯を替え終わると、  「じゃあ私買い物があるからちょっと出かけるね。  カイト君はゆっくり寝ておくんだよ」 軽く指差しをしてサラは買い物へと出かけた。  一息つくようにカイトはベットの中に横たわる。  「女の契約者は初めてみたな…。  中の魔獣はどんな能力を持ってんだろうな。  …まぁそれよりも早く傷を治してこの街を離れないとな」 静かに目蓋を閉じて眠りへとついた。 
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