プロローグⅡ

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「カイト君が勝てる相手じゃないわ。私が行く」 サラはそう言うと剣を前に突き出した。  カイトはフーッと息をつくとすっとサラの前に出た。  「サラ、あまりオレをなめんなよ」 カイトはそう言うと銃をハンスへと向けた。  「ちょ、カイト君無茶よ。それにその傷じゃ」 「それはお前も一緒だろ。まあ見てろって」 カイトは銃の引き金をギュッと引いた。  「ハッ、銃なんかでこのハンス様がやられると思ったか!」 ハンスはアックスをブンブンと振り回しはじめた。  「消えろー」 ハンスはアックスをカイトへ目がけ投げた。  カイトはアックスを躱した。 すると避けたはずのアックスが後ろから向かってきた。  「なっ」 カイトは銃を盾にしてガードした。
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